2024年04月17日

老人を狙う来訪者達!(その1)・・・せめて実態は知っておきましょう。

👀  親と同居していない場合、あまり知る機会もない「高齢者がダマされている」という現実。
そして、自分の身内が騙されみて、あらためて思い知らされたことは、現在、高齢者の家には想像以上にいろいろな来訪者や勧誘電話がやってきているということです。
昨今は、子育て世代の家庭は、核家族で共働きが多いので、家庭に来訪しての営業活動は、効率が悪い為、比較的若い住民が多い地域には、この手の来訪者はあまり現れません。
その為、若い世代は、自分たちの家に、あまり訪問型の営業が来ないこともあり、高齢な親のところも「そんなものだろう」と思いがちです。
わたしも親がダマされるまでは、そんな認識でした。
しかし、親がダマされて改めて知る「高齢者がダマされる実態」(高齢者への訪問・電話攻撃)は、そんな甘いものではありませんでした。

<高齢化した街には、高齢者をダマすために「来訪者」が跋扈する!>
 現在高齢である親世代は、親たちが子育て世代であった頃に分譲された地域に住んでいるケースが多いものです。
高齢者をダマそうとする訪問販売業者はそのような高齢者の比率の高い街に、こぞってやってきます。
高齢者は、比較的「在宅がち」である上に「お金」もそれなりに持っています。
そして、高齢になり理解力や判断力が落ちていますので、若い世代より、はるかにダマしやすいですから・・・
どうせ訪問販売をするなら、そのようなカモがいる所に行かないワケがないのです。
高齢者のご家族の皆さん、もし同居されていないようであれば・・・
一度高齢な親の家に「どの程度来訪者や勧誘電話が来ているか?」調べてみた方が良いでしょう。
親御さんが住んでいるのが、高齢化率の高い住宅地域である場合「こんなに来ているのか・・・」と驚かれることと思います。
 
<どんな連中が高齢者をダマしに来るのか?>
 オレオレ詐欺くらいは、皆様ご存知と思いますが、それ以外にも〜
・廃品回収系 
 「無料!」と言って近寄り、頼むと結局は、高い料金を支払わされる
 「不用品回収!」と言いながら、目的は貴金属にあり、不当に宝飾品を安く買い取る。
・害虫系
 「シロアリ検査します」などと言って最終的に高額な代金を請求。
・リフォーム系
 「素人では見れない屋根の診断を・・・」
 「水道、下水の漏水を検査・・・ 」
 「耐震補強・・・」
 「火災感知器が義務に・・・」
 〜等々、結局は不要で高額な工事代金を請求されたりします。
・宗教・スピリチュアル系          
 「病気や不幸に乗じて勧誘、結局は寄付・喜捨を強要。壺・仏壇など購入させるケースも。」
・健康食品、サプリメント、医療関連器具系
 「ガン予防効果が・・・」「ひざの痛みが・・・」等と言って効果の疑わしい商品を売りつける。
 最近は、定期購入契約の形も多い。
・時事ネタ系:時流に応じたダマし!
 「コロナ給付金が・・・」
 「GoToトラベルが今なら・・・」

〜まだまだいろいろなパターンは有りますが、いずれにしても理解力や判断力が落ちている高齢者をターゲットに、このような怪しげな連中が(同居していないご家族が想像する以上に)跋扈していることは知っておきましょう。
大抵の場合、高齢の親がダマされて、初めて高齢者を取り巻くダマしの実態を知り・・・「後の祭り」ということになってしまいます。
とにかく、自分の親を取り巻く悪質来訪者の状況だけでも確認しておきましょう。

(つづく)


クリックお願いいたします。m(_ _)m
posted by 隊長 at 15:35| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月08日

<【淀川警察署×淀川区役所】特殊詐欺から高齢者を守るために放送しています>← 老人ダマす輩が跋扈する世の中ですが、光明も!

<【淀川警察署×淀川区役所】特殊詐欺から高齢者を守るために放送しています>  2022年10月28日 淀川区ホームページ
特殊詐欺被害防止のため防災行政無線(屋外スピーカー)から放送
 淀川区内では、新型コロナウイルス感染症が拡大し、外出控えもあって、高齢者をターゲットにした、特殊詐欺被害が増加しています。
(令和3年1月から12月の淀川区内で起きた被害発生件数 68件、被害金額 1億472万円)
 そのため、被害の発生を防止するために、平成30年12月17日付、淀川区役所と淀川警察署が締結した「同報系防災行政無線を活用した犯罪発生情報の提供に関する覚書」第4条第3項に基づき、淀川区内の地域で、特殊詐欺に関する被害等が、連続して発生していることを淀川警察署が認識した際、同署からの依頼により、注意喚起のため防災行政無線(屋外スピーカー)にて放送しています。
 特殊詐欺被害から、高齢者を守る取り組みであることに、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。
放送内容は3種類
 発生した被害状況により、次の3種類の中から放送します。
還付金詐欺の電話が連続して発生したとき
 淀川警察署からのお知らせです。現在、淀川区内において、還付金の返還を装った、不審な電話が、連続してかかってきています。このような電話は詐欺です。すぐに警察や家族に相談してください。問い合わせは、淀川警察署までご連絡ください。
警察等をかたった電話が連続してかかってきたとき
 淀川警察署からのお知らせです。現在、淀川区内で、警察官を騙って、キャッシュカードの暗証番号などを聞き出す電話が、連続してかかってきています。このような電話は詐欺です。すぐに警察や、家族に相談してください。お問い合わせは、淀川警察署までご連絡ください。
不審な電話が連続してかかってきたとき
 淀川警察署からのお知らせです。現在、淀川区内において、警察官や銀行員等を騙った、不審な電話が、連続してかかってきています。このような電話は詐欺です。大切な財産を守るために、すぐに警察や、家族に相談してください。問い合わせは、淀川警察署までご連絡ください。
内容が聞き取れず確認したいとき
  防災行政無線(屋外スピーカー)からの放送が、聞き取れなかった場合は、「防災行政無線テレホンサービス 電話番号 06−6210−3899(要通話料)」より放送内容の確認ができます。
放送場所
淀川区内に設置された防災行政無線スピーカー
※防災行政無線スピーカーの位置を確認したいときは、淀川区防災マップから確認してください。
放送時間
平日9時から17時30分の間
※発生時に放送を行うため、皆様のご理解をよろしくお願いいたします。
************************************************************
👀 区が防災無線で高齢者詐欺について警戒放送を流してくれる・・・
なかなか良い取り組みですね!
このコロナ禍を利用して高齢者をダマす輩が跋扈しています。
少子高齢化の進行で若者の社会保障や税の負担がかつての世代より高くなっており、それについては同情すべきですが・・・
そのせいもあってか、現代の若者世代は〜
「高齢者は良い思いをしている・・・」
「高齢者のおかげで我々若者が苦しんでいる・・・」
〜といった考えに傾倒しているように思えます。

それが、嵩じると〜
「いい思いしている老人をダマしても当然・・・」
「ダマされる爺さん婆さんが悪いのよ・・・」
〜といった発想となり、何の躊躇もなく遊び感覚で、高齢者に対する詐欺に加担します。
自分の祖父祖母などとの同居も激減している現在、人間(家族)関係の希薄化も、若者が気軽に老人相手に詐欺を働く要因となっているといえるでしょう。

いずれにしても、普通の若者が老人をダマす詐欺にバイト感覚で気軽に加担する傾向は、昨日今日始まったことではありませんから、嘆いていても、しょうがありません
高齢者を持つご家族は「高齢者のもとには、ありとあらゆる悪意を持った連中がダマそうと忍び寄ってくる」ことだけは常に頭に入れておきましょう。
特に、現時点では「コロナ」に関連する給付金やコロナからの復興を目指す旅行支援金等の情報には細心の注意を払い「ダマされること」を未然に防げるようにするしかありません!





クリックお願いいたします。m(_ _)m



posted by 隊長 at 13:41| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月28日

苦労知らずのお医者様がマスコミで垂れ流す「高齢者コソどんどん運転すべき!」というお気楽意見の有害さ!

<本当に危険なのは「高齢者の運転」なのか…和田秀樹が「うっかり免許返納をしないほうがいい」と訴える理由 アクセルとブレーキの踏み間違え事故を起こす"真犯人">  PRESIDENT Online  2022/08/27
高齢者は運転免許を返納したほうがいいのか。精神科医の和田秀樹さんは「高齢者が特に事故を起こしやすいというデータはなく、免許返納を求める根拠はない。高齢者から免許を奪うことは老いを一気に加速させ、生きる楽しみも奪ってしまうことになる」という――。
※本稿は、和田秀樹『老人入門 いまさら聞けない必須知識20講』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。
高齢者にとって免許更新のハードルは高くなっている
70歳を過ぎると、運転免許の更新のたびに高齢者講習を受けなければいけません。
74歳までの前期高齢者で普通自動車免許所持の方は実車ありの2時間の講習ですが、75歳を過ぎた後期高齢者になると、この講習にくわえ、運転技能検査と認知機能検査が必要になります。
認知機能検査ではっきりと認知機能の低下が認められれば医師の診断書の提出や臨時適性検査を義務付けられ、そこでもし認知症と判断されれば本人がいくら希望しても免許は取り消しあるいは停止となります。
ところが現状はどうかといえば、まず高齢者講習は居住地に近い自動車教習所か試験場で受けることになります。膨大な層をなす団塊世代が該当しますから、この予約がなかなか取れません。後期高齢者に義務付けられている認知機能検査も予約制ですが、これもなかなか取れません。
コロナのせいもあって予約人数を制限している教習所もかなり多いといいます。高齢者にとって免許更新のハードルはだんだん高くなっているのです。
「返納したほうが…」と弱気になってはいけない
「何だか面倒くさくなってきたな」ついそんな気持ちになってしまう人もいるでしょう。
「あちこちの教習所に電話してもなかなか都合の合う日の予約が取れない。最近はたまにしか運転しないんだから、免許なんかなければないでやっていけるかな」
ふとそう考えてしまいます。
しかも講習通知書の裏面には免許返納の手続きの説明が印刷されてあります。
「そうか、身分証明書代わりの『運転経歴証明書』というのがあるのか」
あれこれ迷ってしまい、家族に「返納したほうが安心だよ」と言われると、つい弱気になってしまうかもしれません。
でも、都会暮らしでふだん運転することがないとしても、ここで弱気になってはいけません。ふと車で長い旅行に出たくなったり、旅行先でレンタカーを借りたりすることもあるからです。自由な時間を楽しみ尽くすというのが、これからの人生のテーマです。そのためにも、移動手段の選択肢を減らしてはいけません。
まして地方に住んでいて、週に1度の買い物や通院に車を使っているような人は、免許返納をしてはいけません。不便になるだけでなく、生活の自由度が大きく低下して、老いを一気に加速させる可能性があるからです。
ブレーキとアクセルの踏み間違いの原因
高齢者の運転は危険だというイメージがあります。暴走して事故を起こすたびにマスコミに大きく報道されます。高速道路での逆走、交差点や駐車場でのブレーキとアクセルの踏み間違いなど、たしかに不自然で認知症が原因だと思われてしまいます。
でも私は、こういった普段はしないような不自然な事故の原因のほとんどが薬による意識障害ではないかと考えています。というのは、こういう事故を起こした人のほとんどは普段は暴走や逆走をしていないからです。
いっぽう、高齢になると複数の薬を常用している人が多く、代謝も落ちていますから副作用が出やすくなっているのです。低血圧や低血糖、低ナトリウム血症などになると意識障害も起こしやすくなります。
事故を起こしたドライバーがそのときの状況を「よく覚えていない」と言うことがありますが、これも認知症より意識障害を疑っていい証言でしょう。
「高齢者は事故を起こしやすい」は本当か
そもそも、高齢になれば事故を起こす確率が高くなるというデータなどありません。
警察庁交通局が発表する交通事故状況(平成30年版)によれば、原付以上の免許を持っている人口10万人当たりの年齢層別事故件数でいちばん多いのは16歳から19歳の年齢層でおよそ1500件、次いで20歳から24歳が876件です。
25歳から29歳でも624件です。高齢者はといえば、70代で500件前後、80代前半でも604件です。その他の年齢層の30代から60代が概ね450件前後ですから高齢者が特別、事故率が高いとは言えません。
さすがに85歳以上となると645件と増加しますが、この数字だって24歳以下の若年層よりは低いのです。本気で事故を減らそうと考えるなら、高齢者より若年層に講習でも受けさせたほうが効果的でしょう。
ブレーキとアクセルの踏み間違いは慌てたりうっかりしたときには若い人でもあります。事実、ペダルの踏み間違いが原因の事故はどの年代でも起きていて、しかもすべての事故に占める割合は1%程度です。つまり高齢者に免許返納を求めるのは根拠がないのです。
周囲には「たかが運転」、高齢者には「されど運転」
そしていちばん見逃してならないのは、免許を返納することで高齢者が要介護になるリスクが高まるということです。筑波大などの研究チームは、運転をやめた高齢者は運転を続けた高齢者に比べて6年後には要介護と認定される人が約2.2倍になるという調査結果をまとめています。
言うまでもなく、運転ができなくなることで家に閉じこもりがちの生活になり、運動機能も脳機能も衰えてしまったからです。自発的な免許返納は良識的な判断のように思われがちですが、実際には老いを加速させ、生きる楽しみを高齢者から奪ってしまうことにしかならないのです。
たかが運転ぐらいでと思うかもしれませんが、それくらい高齢者は危ういバランスを保ちながら生活しています。
運転をやめることで外出の機会が減り、人と会ったり話したりすることも減ると、活動量もどんどん減ってしまいます。とくに外出の手段が限られる地方に暮らす高齢者ほど、車の運転をやめてはいけません。たったそれだけのことでも、維持できるさまざまな機能や楽しみや意欲があります。免許返納は、それをすべて自分から手放すことになりかねないのです。
************************************************************
👀 マスコミというのは結局「多数派」「大衆」に迎合して本や雑誌を販売したり、SNSでの広告収入を稼ぐことが生業ですから・・・
世の多数派である「高齢者」に都合が良く、喜ぶような記事ばかり垂れ流します。
上記の記事なども典型的なケースですね。

👀 お気楽医者は〜
「・・・高齢者にとって免許更新のハードルはだんだん高くなっているのです。「返納したほうが…」と弱気になってはいけない・・・」
〜などと、あたかも免許返納する高齢者だらけみたいなことを言い、免許返納しないよう高齢者を鼓舞します!(自主返納を親に薦める家族の悲愴で切実な気持ちなど知ったことでは有りません!!)
「免許返納」の実際はお気楽お医者様の言うような姿では有りません。
     ↓
************************************************************
高齢者の免許返納率の推移> ニッセイ基礎研究所 保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子 
警察庁の発表によると、2022年の運転免許証の自主返納者数は44万8,476人で、前年より6万8,564人減少した。このうち、75歳以上は27万3,206人で、前年より5,579人減少した。
本稿では、免許返納率の推移と、2022年5月からはじまったサポカー限定免許や運転技能検査等の状況を紹介する。
1――75歳以上ドライバーの免許返納率は4.48%。昨年より0.24ポイント低下
高齢ドライバーによる自動車事故を減らすために、運転免許が不要になったり、加齢に伴う身体機能低下等によって運転に不安を感じるようになった高齢ドライバーには、免許の自主返納(正式には「申請による免許取消」という。)が推奨されている。運転免許の自主返納制度は、運転免許が不要になったり、加齢に伴う身体機能低下等によって運転に不安を感じるようになったドライバーが自主的に運転免許の取り消し(全部取消または一部取消)を申請する制度で、1998年に始まった。運転免許証は、身分証明書として用いることが定着していることから、2002年以降は、自主返納者には本人確認書類として利用可能な「運転経歴証明書1」を発行することとし、それ以降、返納が定着してきている。高齢ドライバーの免許の自主返納は、近年、増加傾向にあったが、2019年をピークとして、以降は低下し続けている。〜〜〜以下略〜〜〜
************************************************************
👀高齢者はどんどん増えているのに、免許返納は2019年をピークとして、以降は低下し続けています。
4人に1人が認知症ともいわれる「75歳以上」でも「75歳以上ドライバーの免許返納率は4.48%。昨年より0.24ポイント低下」という有様です。
苦労知らずのお医者様は、高齢者がドンドン自主的に返納しているように思っているのでしょうが・・・「免許の自主返納なんてイメージ先行で実際は極々少数に過ぎません!」
75歳以上でも“圧倒的多数の95%以上”のドライバーは返納することはありません。
返納している高齢者のかなりの部分は、周りの家族が「説得を重ね、努力の末返納に至った」と考えるのが”正しい姿”でしょう。

記事中の〜
「・・・運転をやめた高齢者は運転を続けた高齢者に比べて6年後には要介護と認定される人が約2.2倍になる・・・」
〜についても、「運転をやめたから要介護になった」と結論付けていますが・・・
おそらく逆「(家族に運転をやめさせられる程の状態の高齢者だから)6年後には要介護と認定される!!」というのが本当のところ!でしょうね。

 ことほど左様に、マスコミの垂れ流す情報など高齢者受けのする提灯記事ばかりですから・・・認知症と思われる高齢の親を持つご家族は、正しい認識をもって情報の取捨選択をして正しい行動をとらないと、親が大事故を起こしてから後悔しても“お気楽お医者様”は何の責任も取ってくれませんよ!




人気ブログランキング
  ↑
クリックお願いいたします。m(_ _)m




























posted by 隊長 at 11:22| Comment(0) | 高齢者の運転・免許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする