世の中には(特にダマされたことが無い人)「何言ってんだ!!」〜
・「“ダマす”より“ダマされる”方が良い・・・」
・「ダマされることで、人生勉強になる・・・」
〜等という意見を言う人がいるものです。
ドラマや歌の歌詞のような場合は、「“ダマす”より“ダマされる”方が良いわ・・・」なんて言うのも情緒的で良いものです。
また、「ダマす」か「ダマされるか」の二択しかないなら、「ダマされる」を選ぶしかないですが・・・
言うまでもなく、「ダマす」ことも「ダマされる」こともないのが一番です。
「人生勉強になる・・・」などというのは、全く同意できません。
(こんなことを言っていられるのは、ごくごく軽い「罪の無い」騙し合いの場合に限られるでしょう。)
こんな心の持ちようでは、潜在意識は「ダマされる」ことを容認してしまうでしょう。
何れにせよ、このように世の中には「ダマされる」ことに対して、なんとなく甘い風潮があることは否めません。
「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」「ワンクリック詐欺」・・・などという犯罪名称の軽さにも、世の中の風潮の一端が現れているように個人的には思っています。
犯罪被害者の問題と同様に・・・どうしても実際、騙しの被害に遭うまでは、実感も伴わず軽く考えがちです。
もっともっと「ダマされる」ことによる影響を真剣に捉えてもらいたいものです。
<なぜ、ダマされてはいけないのか?・・・「金銭的被害」>
当サイトの「ダマされる」≒「(特に高齢者が)金銭的な被害に遭う」という重大なケースを想定していますので・・・
当然サギであろうと金融機関の営業によるものであろうと、「ダマされる」ことにより、まずは直接に金銭的被害が生じます。
総務省家計調査などからも、日本では60歳以上の世帯が、金融資産全体の約6割を占めるといわれており・・・。
いきおい詐欺師も金融機関も当然、実入りが大きくて、理解力は低下しつつあり相対的に他の世代より「ダマしやすい」高齢層をターゲットに仕掛けてきます。
結果として、高齢者の場合、非常に多大な金銭的被害を受けることが多いのです。
ですから(特に高齢者)「ダマされる」ことは避けねばならないのです。
そして、ダマされることによる金銭的被害は、回復(救済)されることは難しいケースが、ほとんどであることも「ダマされる」ことを避けなければならない理由の一つです。
特に高齢者の場合、若者と違い被害から立ち直り、頑張ってもう一度金銭を蓄えることが難しく、金額も多額であり、その後の生活に致命的な影響を与える場合が少なくありません。
ですから、高齢者自身はもちろんご家族も「ダマされる」ことには細心の注意を払った方が良いのです。
(つづく)
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