振り込め詐欺や金融商品の購入を持ちかけるなど平成24年の特殊詐欺の被害総額は約363億5千万円に上り、過去最悪の被害となったことが31日、警察庁の調べで分かった。近年は金融商品の購入名目などでの被害が急増しているほか、振り込め詐欺で摘発されたうち暴力団関係者が3割以上となるなど暴力団の資金源となっていることも判明した。
警察庁によると、特殊詐欺全体の被害総額は約363億5千万円で前年比で約159億5千万円増加し、認知件数も1523件増の8739件となった。
このうちオレオレ詐欺や架空請求詐欺などの振り込め詐欺に分類される被害は約161億6千万円(前年比27・1%増)となり、認知件数は6401件(同2・7%増)だった。
振り込め詐欺以外に分類される未公開株や社債などの金融商品の購入名目や異性との交際の斡旋名目などでは、約201億8千万円(同162・6%増)で認知件数は2338件(同137・8%増)と大幅に増加した。警察庁幹部は「金融商品取引名目では、1件あたりの被害額が大きいために、被害総額も急増している」と分析している。
金融商品取引名目の詐欺については、取引をめぐるトラブルが発生したように装い解決のためや被害を回復する口実などで、さらに現金を要求する手口も急増しているという。
被害が増加する一方、容疑者をおびき出す、だまされた振り作戦などでの警察当局の摘発件数も増加している。24年の特殊詐欺のうち2991件(前年比17%増)、1559人(同68・9%増)を摘発。振り込め詐欺の摘発数1067人のうち暴力団関係者が371人と3割以上を占めており、「一部は暴力団の資金源になっている」(警察庁幹部)という。
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振り込め詐欺は、警察その他の関係機関の対策もあり、一時は減少し下火になりつつあったのですが・・・
より悪質化・巧妙化して、勢いを盛り返してしまいました。
<幸せな老後の基本は「だまされない」こと>
やはりダマされない為には、このようなニュースに気を付けて、まだまだ高齢者をダマす犯罪集団が跋扈していることをシッカリ把握しておくことが大事です。
その上で、70歳を超えるような年齢になったら・・・(ご自身では、まだまだシッカリしていると思っていてもも)
少しでも疑わしく、金銭に関わるような事柄は、必ずご家族の誰かに直接相談することを習慣付けておきましょう。
現在の高齢者をダマす振り込め詐欺は、想像以上に手が込んでいる場合も多く、「自分だけはダマされない」と言っていた高齢者がダマされてしまっていることを、十分認識しておきましょう。
兎にも角にも、用心第一!
大事なお金を振り込む前に、クドイ程確認しましょう。
振り込め詐欺やイカサマ投資詐欺などは、高齢者本人・ご家族がジックリと確認を怠らなければ、サギであることは分かります。
<結論:振り込め詐欺は、とにかくジックリご家族と確認することが出来れば、ダマされません!>
ですからバレ無い様に、詐欺グループとしては、とにかく「スグに・・・」「今だけ・・・」「緊急事態です・・・」などと言って時間を与えず、ご家族とジックリ検討させない様に仕向けてきます。
何とかそれをしのいで、ご家族とジックリ検討する事さえできれば、ほとんどダマされないのです!
振り込め詐欺などの情報は、警察を中心に金融機関、防犯組織、老人関連団体等々で様々な情報を発信していますので、出来るだけ多くの情報を見聞しておきましょう。
繰り返しになりますが、とにかくジックリと高齢者だけでなくご家族も含めて検討する!
これさえできれば、かなりダマされる被害を被らないで済みますよ。
<振り込め詐欺への対策が出来たら・・・いよいよ「金融機関」にダマされない対策に目を向けましょう!>
振り込め詐欺のような犯罪集団にダマされない対策が出来たら、もうダマされることは無いでしょうか?
否!
ある意味犯罪サギ集団以上に、巧妙で狡猾な「金融機関によるダマし」が控えています。
アノ手コノ手で高齢者の資産を狙っている「金融機関」にダマされない為には、振り込め詐欺よりも適切な情報が大事になってきます。
そして、実は「金融機関が高齢者をダマす」ということについての適切な情報源は少ないものです。
当サイトも数少ない「金融機関が高齢者をダマす」ことについての注意喚起・啓蒙情報専門サイトとして運営しています。
是非とも高齢者の皆様・ご家族の皆様、当サイトをご覧頂ければ幸いです。
それでもダマされてしまった場合、気付き次第、金融機関に連絡しましょう。
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<「振り込め詐欺救済法」に基づき、振り込んでしまったお金が返ってくる可能性があります。> :政府広報オンライン 平成23年8月
振り込め詐欺の被害にあってしまったら、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関へ連絡を!
「振り込め詐欺救済法」に基づき、振り込んだ口座の残高や他に同じ被害にあった方の被害額に応じて、被害額の全部又は一部(被害回復分配金)の支払いを受けられる可能性があります
支払いを受けるためには、振込先の金融機関への申請が必要です
振り込め詐欺のほか、ヤミ金融や未公開株詐欺などの被害についても、振込みにより被害が発生した場合は、本法の対象となります
後を絶たない振り込め詐欺。その被害を受けた方の財産的被害の迅速な回復を図るため、「振り込め詐欺救済法(犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律)」が平成20年6月から施行されています。この法律により、金融機関は被害者が振り込んだ口座を凍結(利用停止)し、被害者からの申請によりその被害額や凍結された口座の残高に応じて、被害額の全部または一部を被害回復分配金として受けることができます。被害にあった人は、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に連絡しましょう。
振り込め詐欺の被害にあってしまったら、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に連絡を!
「振り込め詐欺」とは、いわゆる「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」などの総称です。
振り込め詐欺の被害は減少傾向にありますが、依然として毎月数億円の被害が発生しています。最近では、震災に便乗した義援金名目の詐欺や、「元本保証」・「絶対に儲かる」などと説明して、未公開株等の金融商品を売りつけるなど、新たな手口に絡んだ振り込め詐欺も増加しています。
振り込め詐欺の特徴として、「すぐに振り込まないと大変なことになる」と急がせて、ゆっくり考える時間を与えないようにする点が挙げられます。被害にあわないためには、「すぐに振り込まない! 一人で振り込まない!」ことが重要です。
万が一、振り込め詐欺等の被害にあってしまった場合は、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に連絡をしてください。
被害にあっても「振り込め詐欺救済法」に基づいて被害額の全部又は一部の支払いを受けられる可能性があります
振り込め詐欺の被害にあった場合は、すぐに警察や振込先の金融機関に連絡を行えば、「振り込め詐欺救済法」に基づき、振り込んだ口座を凍結(利用停止)し、その口座の残高や被害額に応じて、被害額の全部又は一部(被害回復分配金)の支払いを受けられる可能性があります。
ただし、犯人が口座からお金を引き出してしまった後では、残金が少なく、被害回復分配金で取り戻せるお金はほとんどなくなってしまいます。万が一、振り込め詐欺被害にあいお金を振り込んでしまった場合は、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に連絡し、振り込んだ口座の凍結(利用停止)を求めることが大事です。
支払いを受けるには振込先の金融機関への申請が必要です
被害回復分配金の支払いを受けるためには、被害者からの申請が必要です。既に警察へ連絡を行った場合でも、振込先の金融機関に、所定の「申請書」、運転免許証などの「本人確認書類」、振込通知控などの「振込みの事実を確認できる資料」を持参または郵送にて提出する必要があります。
その後、金融機関において必要な手続が行われた上で、申請者へ被害回復分配金が支払われます。
また、被害者へ支払われる額は、振込先口座が凍結されたときの残高が上限となります。そのため、振込先口座の残高が振り込んでしまった金額より少ない場合、被害を回復できるのは、被害総額の一部となります。また、被害者が複数いた場合には、被害者各々の被害額と振込先口座の残高に応じて分配されることになります。なお、振込先口座の残高が1,000円未満の場合は、支払いの対象とはなりません。
また、被害回復分配金を受け取るためには、申請期間中に申請しなければなりません。申請受付は、振り込んでしまった口座を金融機関が凍結して、失権手続(約60日)を行った後に開始される支払手続(約60日)の期間内となっています。振込先の金融機関に被害を申し出た方には、金融機関から個別に申請期間が連絡されます。詳しくは振り込んでしまった金融機関にお問い合わせください。
振り込め詐欺のほか、ヤミ金融や未公開株詐欺などの被害も本法の対象となります
「振り込め詐欺救済法」に基づく救済制度は、振り込め詐欺の被害者だけではなく、ヤミ金融や未公開株詐欺などの振込みにより被害が発生した場合にも対象となります。そのため、ヤミ金融や未公開株詐欺などの被害にあった場合も、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に相談してください。
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