2024年12月05日

金融機関職員の犯罪者化が止まらないですね!

<三菱UFJ銀行 支店管理職が貸金庫から盗み 被害10数億円 約60人>  2024年11月22日
メガバンクのひとつ三菱UFJ銀行は、支店に勤務していた管理職の行員が支店の貸金庫を無断で開け、時価にして10数億円の金品を盗み取っていたと発表しました。被害にあった人の数はおよそ60人に上るということで、銀行は補償に向けた対応を急ぐとしています。
三菱UFJ銀行によりますと練馬支店と玉川支店で店頭業務の責任者を務めていた管理職の行員が、支店の貸金庫を無断で開け、中に入っている金品を盗み取っていたことが10月末にわかったということです。
この管理職は貸金庫の管理を担当していて、銀行が詳しく調べたところ先月までの4年半にわたって盗みを繰り返し、被害にあった人はこれまでにわかっているだけでおよそ60人、被害の額は本人や被害者の話などから時価にして10数億円に上るということです。
利用客から「貸金庫に入れていたものが減っている」といった趣旨の相談を受け、本人に確認したところ盗んだことを認めたということで、銀行は11月14日に懲戒解雇にしたとしています。
ほかの支店の貸金庫では被害は確認されていないということです。
三菱UFJ銀行は「厳粛に受け止め深く反省するとともに、お客さまならびに関係者の皆さまに心よりおわび申し上げます。お客さまへの被害補償、真因分析に基づく再発防止などの検討も速やかに進めてまいります」とコメントしています。
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<顧客宅に放火、2600万円奪った野村證券元社員の「バカ過ぎる」手口 「ばくちのような投資で借金が数千万円に」> 2024/11/9 デイリー新潮
 職業倫理もなにもあったものではない。証券会社の営業マンが、業務を通じて資産状況を把握していた顧客の大金を強奪した。
「10月30日、広島県警は強盗殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで、野村證券の元社員を逮捕しました」
 と、県警担当記者。元社員は神奈川県葉山町の無職、梶原優星(ゆうせい)容疑者(29)だ。
「今年7月28日、広島市西区の80代夫婦宅で、夫婦に薬物を飲ませて意識をもうろうとさせたうえで放火。ボストンバッグに入った現金約2600万円をバッグごと奪ったとされます。夫婦は命からがら逃げ出し、無事でした」
 当日は日曜日だった。
「野村證券の営業職だった梶原は、それまでも何度か、担当する夫婦宅を訪れていました。当日も夫婦宅で食事の約束をして訪問。午後5時半から8時前までのあいだに、梶原は自らに処方された睡眠作用のある薬物を酒に入れて夫婦に飲ませ、火をつけたとみられます。のちに、夫婦の体内から薬物の成分が検出されました」
 居宅は壁や床など約15平方メートルが焼けた。夫婦は近隣住民に“またここに住むのは難しい”と話している。
 事件は多額の借金を抱えた梶原容疑者による計画的な犯行と報じられてはいるが、実際はどうだったのか。
あまりにずさんな手口
 先の記者によれば、被害に遭った夫は地場の食品メーカーの創業者。
「県内有数の企業に育て上げ、現在は経営を親族に任せ退いています。そのかたわら資産運用などで証券会社と付き合い、現金での取引を好んでいたとのこと。こうした状況を知って犯行に及んだ梶原は、警察の調べに対しては放火を否認し、“金は盗んだが2600万円という金額が違う”と話しています」
 そんな梶原容疑者は神奈川県横浜市出身で、
「法政二高から法政大学へと進み、野村證券に入って広島に配属されました。大学では体育会のサッカー部で、トップチームのレギュラーにはなれなかったものの、守備的MFとして努力し続けた。そんな経歴から、野村證券では営業マンとして期待されていたようです。ですが昨今の闇バイト強盗事件を思わせる手口で顧客を標的にするなんて……。期待外れどころか、論外でしょう」
 手口はずさんとしか言いようがない、と捜査関係者が明かす。
「火事の前後に夫婦宅を訪れていたのが容疑者しかいなかったことで、事件への関与がすぐに浮上しました。8月上旬には、広島市内にあった容疑者宅を家宅捜索。強奪金の一部や睡眠作用のある薬物などを押収し、証拠を積み上げた結果、逮捕に至りました」
ばくちのような投資で数千万円の借金
 事件後、逮捕される前に野村證券を懲戒解雇となり、神奈川県葉山町へと転居していた梶原容疑者。
「借金は数千万円に上ります。業務外で“バイナリーオプション”に手を出していたのです。バイナリーオプションは外国為替などの相場が上がるか下がるかを二者択一で予測する取引で、極めて投機性が高く丁半ばくちのような投資。容疑者は個人でこの金融商品に金を注ぎ込み、損失が雪だるま式に膨らんだ。そして資産がある顧客などから借金していたのです。夫婦宅から盗んだ金は、損失の穴埋めや、さらなる投資に充てていたとみられます」
 もはや、愚か者につける薬はなさそうだ。
「週刊新潮」2024年11月14日号 掲載
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👀 今の高齢者が現役の時代、数十年前までは、金融機関の職員・特に銀行員などは公務員を除けば、お堅い職業の代表格でした。
バブルがはじけて以降、金融機関の地位もドンドン低くなり、今では新卒学生の就職したい企業ランキングなどの順位も見る影もありません。

 最近では、上記のような金融機関の職員による事件も多く、もはやお堅い職業どころか、担当職員によって金融犯罪に巻き込まれていないか疑ってかかるべき職業になりつつありますね。

 金融機関の職員による犯罪が増えている背景には、そもそも彼らの仕事内容自体が「高齢者を騙して自分たちの都合の良い金融商品に誘い込む」ことであることと共に、昔のように職業として「お堅い」「高いステータス」といったものが無くなってしまった為、かつて高かった職業倫理も地に落ちていることが起因しているでしょう。
チョット借金が嵩んだりしてしまうと顧客の金に手を付けることのハードルは下がりまくっています。

理解力や判断力が低下した、高齢の親御さんをを持ちのご家族は、金融機関職員による金融犯罪に親御さんが巻き込まれていないか、重々気を付けましょう!
騙されてからの被害の回復は非常に大変、乃至回復できませんから!








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posted by 隊長 at 13:03| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする