昨今、高齢化社会による相続の悩みが増え続けています。しかし相続の悩みを誰に相談していいのかわからないという声も多く聞きます。
そんな声をうけ、ここ数年で相続関連の資格は増え続けています。
当サイトでは、数ある資格の中から、あなたの用途にあった資格を選んでいただける情報をご用意しております。
【総合おススメ度 1位】 (受験者数ダントツ1位)
・相続診断士R
知名度、便利さ、費用対効果、業務貢献度でNO,1!
通信教育のため、空いた時間で勉強できる
全国197か所で受験が可能
相続に悩む人が知りたい知識を体系的に網羅している
資格取得者の人数が圧倒的、また取得者向けのセミナーも随時開催され、全国の税理士とのネットワークも構築されていることから、常に知識と情報を取得できる。
士業や保険関係・不動産関係の営業職、金融コンサルティング業務に非常に有用だと思います。
資格取得費用 資格取得者数
(推定) 開始年月 難易度 費用対効果/
営業貢献度
合計 37,800円 24,000人 2011年12月 ★★☆☆☆ ★★★★★
ホームページ:http://souzokushindan.com/
【総合おススメ度 2位】
・相続カウンセラー
講師陣が充実していて、特に不動産に強い。受講料も安く、手軽に知識が取得できるため、不動産関係職の方にお勧め。
但し、さらに2段階の上級資格があるために、業務でアピールする資格としては上級資格が必要となりそう。講座開催は東京のみ。別途月会費500円。
資格取得費用 資格取得者数
(推定) 開始年月 難易度 費用対効果/
営業貢献度
合計 19,800円
(通信講座35,800円) 不明 2012年8月 ★★☆☆☆ ★★★★☆
ホームページ:http://www.nihon-souzoku.com
【総合おススメ度 3位(同率)】
・相続アドバイザー
相続関係資格の最古参で、20講座、41時間。
内容は専門的で分厚い知識を得られそう。士業からFPなど様々な職種の方の助けとなると思います。上級講座も用意されているので、さらに知識を深めたい方にも向いているが、逆に初級資格の権威を下げてしまっている感があるのかもしれない。
講座が半年に1度程度しか開講されない事と、基本的に東京のみの講座開講であることがネック。
別途入会金10,000円、年会費12,000円必要。
資格取得費用 資格取得者数
(推定) 開始年月 難易度 費用対効果/
営業貢献度
合計 199,500円 不明 2000年4月 ★★★★☆ ★★★☆☆
ホームページ:http://www.souzoku-adv.com
【総合おススメ度 3位(同率)】
・終活カウンセラー
メディアでも良く取り上げられ、日本全国で検定が受けられることから利便性も高い。また、初級資格も9,070円という低価格で取得可能であることも非常に大きな魅力。
内容は、相続、葬儀や介護などを広く網羅しているが、深い知識を得られるほどのボリュームでは無く、誰に相談するべきかアドバイスをする際に役立つ内容。そのままビジネスで利用する知識としては乏しいが、自身や近所の方の頼れる存在として充分に活かされる資格。
資格取得費用 資格取得者数
(推定) 開始年月 難易度 費用対効果/
営業貢献度
合計 9,070円
(通信講座35,800円) 1,600人 2011年7月 ★☆☆☆☆ ★★★★☆
ホームページ:http://www.shukatsu-csl.jp
【総合おススメ度 5位】
・相続士R
東京、大阪。6講座36時間+DVDにて試験対策。
充実の講師陣と硬派な講義で相続の専門家を目指す。FPなどの追加資格を担い、士業への橋渡しとしての役割が期待できるが、資格取得費用が高額であることと、講座日程が限られていることがネック。
エリア毎に相談員を配置。月会費別途1,000円。
資格取得費用 資格取得者数
(推定) 開始年月 難易度 費用対効果/
営業貢献度
合計 226,800円
(講座189,000円
試験37,800円) 800人 2001年4月 ★★★★☆ ★★☆☆☆
ホームページ:http://www.souzokushi.or.jp
【総合おススメ度 6位】
・相続プランナー
士業従事者を対象に、24講座、48時間、3か月弱にわたる本格的な講座。相続分野の知識をより深め、実務処理に活かせる内容と評判。
基本的に関西での講座開講。
資格取得費用 資格取得者数
(推定) 開始年月 難易度 費用対効果/
営業貢献度
合計 199,800円 120人 2012年8月 ★★★★★ ★★☆☆☆
ホームページ:http://www.souzoku-planners.com
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【相続に関する民間資格】…他にも以下のような資格が乱立しています。
相続診断士
相続アドバイザー
相続士
相続鑑定士
相続カウンセラー
相続法務指導員
相続知識検定
相続実務検定
相続マイスター
相続支援コンサルタント
相続ファシリテーター
相続管理士
相続対策プランナー
相続実務コンサルタント
相続コーディネート実務士
民間資格には、業務独占資格はありません。
相続関連業務のほとんどは、国家資格を保有する各種の専門家でなければできない業務独占資格です。
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👀 不景気な時代ですから、サラリーマンの自衛手段として資格取得ブームは続いています。
「キャリアアップのため」「自己啓発のため」に資格を取得することには、個人的に何の異存も有りませんが・・・
相続がらみで、こんなにお手頃資格が粗製乱造されているとは!
<金融機関の営業職員の怪しげな箔付け資格・名称は何とかできないものなのか?>
金融機関の営業職員に国家資格でもない民間資格を取得させ、「名刺に記載する」といった方法で箔を付ける手法が横行しています。
金融機関が主要な対象顧客が高齢者であることを考えると非常に道義的には考えさせられるやり口と言えるでしょう。
高齢者の場合、年々理解力や判断力、記憶力が落ちていきますので・・・
一般的に、新しい情報には、特にカタカナ・英語系や紛らわしい情報の正しい判別がつかなくなりがちです。
上記の「相続診断士」「相続カウンセラー」「相続アドバイザー」「終活カウンセラー」「相続プランナー」といった資格なども、難関国家資格である「中小企業診断士」を意識していないとは到底思えないような名称や「カタカナ」名称を用いており、その対象業務が「相続」ということからも高齢者を対象顧客としていることは容易に想像できます。
防災用品の営業が「消防署の方から(方角)から来ました・・・」と言って、老人宅を訪問して回るのと似たようなあざとさを感じてしまいます。
金融機関の営業が「私は単なる営業ではありません。“相続●▲■”でございます・・・」と言って、覚束ない高齢の顧客に「この人は、何かスゴイ資格をもった専門家・プロのようだ・・・」とでも思わせたいのでしょう。
このような営業手法は、特に法的な問題は無いのでしょうが・・・
相手が高齢者で、正しい判断が難しくなっていることを考えると道義的には非常に問題があると思います。
このような箔付け資格・名称は上記の相続関連資格に限りません。
金融機関の職員は、いろんな資格・名称を使用しています。
その他いくつか例を挙げれば〜
・「投資コンシェルジュ」
・「CFP」、「AFP」 →Cの方が上級でAの方が下級(大抵のお年寄りは、昔の成績表などの記憶から、Aが上級Cが下級と思ってしまいます。)
・「FA(ファイナンシャルアドバイザー)」
・「ライフプランナー」
・「相続マイスター」
〜といった具合です。
高齢者ではなくても、その序列や職能などが紛らわしい資格・名称だらけなのです。
<金融機関の営業職員にも国家資格の必置資格を!>
一方、不動産業界の営業には「宅建」、証券業の営業には「証券外務員」のように、その業界の営業としての基本技能・知識があることを示すために「必須となる資格」が設けられている業界も有ります。
高齢者を扱うことの多い金融業界こそ、営業職員用の必置資格を制定してもらいたいものです。
金融分野には「国家資格」として「ファイナンシャル・プランニング技能士(1-3級)」が有るわけですから、これを必置資格にすればよいと思いますね。
(その為に、また別の資格を作ったりすると天下りが増えてムダですから!)
そうすれば、少なくとも「国家資格」でもない、怪しげで序列や難易度すら分からない「民間資格」を鵜呑みにしてしまい金融機関職員にダマされる高齢者も多少は減少することでしょう。
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